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台湾南部の巨大な培養工場で作られるスピルリナ

急速に広がる偉大なタンパク源

スピルリナはアフリカや中南米アルカリ性塩水湖に自生していますが、必要な環境さ えととのえてやれば、人工的に素晴らしい勢いで培養することができます。

スピルリナは一日で三割から四割ほど生長しますから、三日もたてば倍以上になります。 二倍になったスピルリナは、ねずみ算式に4倍、8倍、16倍とふえていきます。

たとえば、同じように植物性のタンパク質が豊富なダイズは年に一回しか収穫できませんが、スピルリナなら毎週収穫することができるのです。しかもそこに含まれるタンパク質は、ダイズが約30%であるのに対して、スピルリナは約70%にもなります。

これほど簡単に良質のタンパク質を収穫することができるということで、国連スピルリナの調査に乗り出し、その安全性と素晴らしい栄養を確認しました。地球上の人口増加にともなってやがて訪れるかもしれない食糧危機の対策としても、スピルリナの可能性は認められているのです。

台湾の薬局に大量に陳列されていたスピルリナ

熱帯の塩水湖に自生するスピルリナを培養するには、やはり同じような気候でなければ なりません。日本付近では、赤道に近い北回帰線の内側に位置する台南(台湾南部)に大 規模な培養工場があります。

平成九年三月、スピルリナを紹介するTV番組の取材のために、台南市西港にあるスピルリナ培養工場を訪れました。

この培養工場は昭和五十二年から五十三年に建設されました。広大な敷地に長方形の培養池が見渡すかぎりに続いていて、それぞれの水面には緑色のスピルリナがいっばいに生育しています。

ここで収穫されたスピルリナは、冷凍乾燥(フリーズド・ドライ)や熱風乾燥(スプレー・ドライ)によって粉末にされたり、粒タイプにされたりして製品化されます。

台湾ではスピルリナのことを「賜百齢」(スーパイレン)と命名され、べストセラーになっています。テレビ取材の折りに台南市の現代薬局という薬局を訪れると、店頭のいちばん目立つ所にたくさんの賜百齢が陳列されていました。そこの薬剤師さんにお話をうかがうと、粒タイプのものが一か月で百本くらい売れるそうです。

そのほかデパートやほかの薬局でも、このスピルリナ・賜百齢が陳列され、多くの人が購入していました。

買っていく人は女性が多いそうですが、自分ばかりでなく子供にも与えるためにお母さんが求めていく姿も多いそうです。台湾での取材で感じたのは、スピルリナ愛用者はたいてい家族みんなで使っているということです。

 

不妊症の体質改善としても活用

台北や台南で大勢のスピルリナ愛用者にお話をうかがうことができました。

なかでも、三人の子供たちを連れた四十代のお母さんの話は特に印象に残っています。「スピルリナを食べ始めてもう十一年になります。食べはじめたきっかけは、もともとアレル ギー体質で肌が弱かったことなのですが、長女ができたあと二人目がなかなかできず、お医者さんに相談したところ、妊娠しやすいように体質改善したほうがよいと言われ、スピ ルリナをすすめられたからです。最初は食べてもなかなか妊娠しませんでしたが、便秘が 良くなって肌はツルツルになっていきました。子供のほうはあきらめていたころ、四年たって念願の長男が生まれました。そして翌年には、すぐに次男も生まれて大喜びでした」

スピルリナのような純粋自然食品は、ときに効果が現れるのが遅いことがあります。とくにこの女性のように体質改善を目的とするような場合には遅くなりますが、これは体の細胞がすべて新陳代謝してからでないと効果もわからないからです。しかし自覚できなくても、体の中では確実に変化が起こっています。 ダイエット効果や美肌効果で使う場合にも、13か月後になって効果が出てくることもあります。ただし、この女性もおっしゃっているように、一度効果が現れればもとに戻ることはありません。長男出産のあとすぐに次男を妊娠されたことでも、それはよくわかると思います。

もともとアトピー性皮膚炎だったそうですが、お顔をみると、とてもつやのある色白の美しい肌をされていました。

それから、台湾ではもう一つ興味深い話を聞きました。それは台湾では妊娠のための体質改善として使われることもあるようですが、女性がスピルリナを常食していると、最初の子供は必ずと言っていいほど男の子になるということです。これは統計的な結果だけで、なぜそうなるのかはわかっていませんが、これも不思議といえば不思議です。

スピルリナ研究の世界的権威であり、第一人者である黄堂慶雲博士によると、スピルリナの培養工場では、6年のあいだに15名の女性工員が結婚のために辞職しましたが、いずれのカップルも第一子として授かったのは男の子でした。黄堂博士は、お母さんがアルカリ体質なら男の子を、酸性体質なら女の子を産み分けることができるという可能性を報告しています。

いずれにしろスピルリナ培養工場の女性工員たちの口コミによって、台湾では多くの女性が上手に男女の産み分けをしているとのことでした。